概要
テーブルに並べたイラストの中から、同じ作者のイラストを見つけましょう。
お絵描きの時は、同じ作者だとばれないように、自分の個性をうまく隠し、色々なタッチでイラストを描きましょう。
内容物
画家カード(画家名や絵が描かれているカード):8種×7枚
スケッチカード(名刺サイズのカード):約250枚
スリーブ:70枚(予備含む)
ついたて:8枚
えんぴつ(ペグシル):10本(予備含む)
説明書:1枚
初めて遊ぶ時は画家カードを全てスリーブに入れてください。
スケッチカードが足りなくなった場合は、名刺サイズやA8サイズ(A4を16分割)などの、適当な大きさの紙を用意してください。
紙が薄い場合、両面を使用すると、裏が透けることがありますが、画家カードに描かれた絵によって、透けても目立ちにくくなります。
ストーリー
ここは路地裏にひっそりと佇む、イラスト鑑定団。
ある日、ここに大量のイラストが持ち込まれた。何十人もの画家が描いたかのように見えるが、実際には数人の画家によるものだ。一流鑑定士であるあなた達なら、この中から同じ画家の作品を見極めることが出来るでしょう。絵のタッチに惑わされずに作者の特徴を見抜き、あなたの審美眼を証明しよう!
準備
- 各プレイヤーはついたて1枚とえんぴつ1本を受け取ります。
内容物のえんぴつ以外の筆記用具を用意しても良いでしょう。余った筆記用具はテーブルの中央に置きます。 - 各プレイヤーは、画家を1種類選び、画家カード7枚とスケッチカード6枚を受け取ります。
(※3~4人で遊ぶ時は下記を参照してください。) - 各プレイヤーの画家名を表示するために、画家カード1枚を使います。画家カードの画家名を上にして、各プレイヤーの近くに置きます。このカードを画家名表示カードと呼びます。
3~4人で遊ぶときは、右手と左手で別々の画家を担当します。
以下のような、ルールの変更や追加があります。
(変更)準備 2. 各プレイヤーは、右手用と左手用に2種類の画家を選びます。その後、それぞれの画家につき画家カード5枚とスケッチカード4枚を受け取ります。(受け取り総数は、画家カード10枚、スケッチカード8枚になります。)
(追加)準備 3. 自分の右手側と左手側、それぞれに画家名表示カードを置いて、その画家を担当している手を明示します。
(追加)お絵描き 右手の画家の分を1.~6.まで実行した後、今度は左手の画家の分を1.~6.まで実行します。
お絵描き
最初に、全員で相談し、ついたてのお題例から、今回描くイラストのお題を6個決めてください。
ゲームに慣れたらお題は好きにアレンジしてください。
• ついたてに載っていないお題にする。
(描き込みが多くなりそうなお題をお勧めします。)
• お題のジャンルのみ決める ・ お題なしで自由に描く
• お題の個数を減らす。(例:犬しか描かない。) など
- 各プレイヤーは決めたお題に沿って、ついたてで隠しながらイラストを描きます。
イラストについて
• イラストはスケッチカードになるべく大きく描いてください。
意図的に小さく描くことは禁止です。
• 極端に描き込みの少ないイラストは避けてください。
直線や丸等で、数画しか描かないイラストは禁止です。
• イラストを描かず、文字や記号だけ描くのも禁止です。
• 同じお題を繰り返し使ってイラストを描くことも可能です。その結果、使わないお題があってもかまいません。
• スケッチカードの向きは、縦でも横でも自由です。
• イラストを描く際、失敗しても、消すことはできません。そのまま書き続けましょう。
• 筆跡等を変える目的で、途中で余った筆記用具と自分の筆記用具を交換しても良いでしょう。
- イラスト完成後、画家カードの画家名を下にし、スケッチカードを画家カードの絵の上に乗せるようにスリーブに入れます。
(ついたて裏の図参照)
スケッチカードがスリーブからはみ出しますが、これは片付けの時にスケッチカードが取りやすいように大きめのカードを用意したためです。 - 1.~2.をスケッチカードがなくなるまで繰り返します。
- 全ての画家カードを画家名が上になるように揃えます。その後、画家カードを全て重ねて、画家カードの山を作ります。
- 画家カードの山をよくシャッフルし、1番上の画家カードを1枚
めくります。めくったカードは、イラスト面を上にしたまま、自分の画家名表示カードの近くに置きます。このカードを真作(しんさく)と呼びます。
- 残った画家カードの山を画家名を上にしたまま、全てテーブルの中央に置きます。テーブルの中央に、すでに画家カードの山がある場合は、その上に重ねます。
- 全員が、画家カードをテーブルに置いたら、画家名を上にしたまま、全ての画家カードの山をよくシャッフルします。
- その後、画家カードの山ごとひっくり返し、イラスト面が上になるようにし、更によくシャッフルします。
- テーブルに全ての画家カードを、イラスト面を上にしたまま、重ならないように広げます。
鑑定
鑑定は全プレイヤーが一斉に行います。
- 各プレイヤーは、他プレイヤーの真作を参考にして、テーブルに広げられているイラストの中から、描いた画家を特定できそうなイラストを1枚選びます。
- 選んだイラストが入っている画家カードをイラスト面を上にしたままテーブルから取り、自分の近くに置いておきます。このとき、画家カードの画家名は、まだ見ないでください。
- もし複数のプレイヤーが同じイラストを取ろうとした場合、じゃんけんなど適当な方法で誰が取るか決めます。
- 自分の描いたイラストを選ぶことはできません。もしテーブルに残っているのが、自分のイラストだけになった場合、そのプレイヤーは、その後の鑑定と答え合わせには参加しません。
答え合わせ
答え合わせは、鑑定の時に最初に画家カードを取ったプレイヤーから時計回りに行います。
- プレイヤーは、自分が選んだイラストを描いたのは、どの画家か予想し、その画家名を宣言します。
- 画家カードをめくり、画家名を確認し、以下の処理のどちらかを行います。
- A. 正解:宣言した画家名と一致した場合
- 正解したプレイヤーは、1ポイントを獲得します。
- ポイントを記録するために、正解したプレイヤーの近くに、画家カードの画家名を上にしたまま、置いておきます。
- B. 不正解:宣言した画家名と一致しなかった場合
- そのイラストを描いたプレイヤーが、1ポイントを獲得します。
- ポイントを記録するために、そのイラストを描いた画家の真作の隣に、イラスト面を上にして置きます。今後、このイラストも真作となり、鑑定のときに、参考にできます。
- 答え合わせの順番を左隣のプレイヤーに移し、答え合わせ 1. に戻ります。これを全プレイヤーが終えるまで続けます。
ゲームの終了
鑑定と答え合わせを5回行ったら、ゲームは終了します。
(テーブルに画家カードが残っていても終了します。)
- ゲーム中に獲得した以下の得点を合計します。
- 正解時に自分の近くに置いた画家カード…1枚につき1点
- 他プレイヤーが不正解だった時に、自分の画家名表示カードの近くに並べられた真作(準備の時に置いた真作は除く)…1枚につき1点
- これらの合計点が最も高いプレイヤーがゲームに勝利します。
もし同点だった場合は勝利を分かち合います。