シンプルなゲームなのに丁寧に書いていたらルールがとても長くなってしましました。
まずは、オープンバトルで遊んでみてください。
細かい点を省略したルールをこちらに書きます。
ストーリー
ここは、言葉と文字が力を持つ街「ヒラガナシティ」。 この街では、ひらがなを駆使したバトル「ひらがなサバイバルバトル」が人々を熱狂させ、日々、熾烈な戦いが繰り広げられている。
なかでも、ひときわ注目を集めているのが、若者たちで結成されたグループ「あいう団」。 彼らは、『あ・い・う段』で始まる言葉のみ使う独自ルールで「ひらがなサバイバルバトル」に挑み、圧倒的なスピード、知識、そして言葉のセンスで話題をさらっている。
今日も、ヒラガナシティのどこかで「あいう団」のバトルが幕を開ける! さあ、君もカードを手に取り、この熱き戦いに飛び込もう。 真の力を証明し、この街で栄光をつかむのは、君だ!
ゲームの簡単な流れ
- 最初にひらがなカードを受け取ろう。手札=ライフだ。
- お題合う単語を早い者がちで答えよう。
- 誰かが答えた単語の頭文字のひらがなカードを持っているプレイヤーは、そのカードをテーブルに出す=ライフが減ってしまうぞ。
- 出されたカードのお題を新たなお題として、ゲームを続けよう。
- 相手の手札を減らして、勝利を目指せ!
内容物
- ひらがなカード 27枚:両面仕様 表裏で異なるお題が記載されています。
※「る」はゲーム準備で使用する特別なカードです。
※『あ・い・う段』のみ構成されており、『え・お段』(「え」「け」「そ」など)のカードはありません。 - チラ見ガード 5枚:クローズバトル(個人戦)で使います。
ひらがなカードとお題の見方

各カードには以下の3種類のお題が書かれています。
- 簡単:子どもでも取り組めるお題が中心です。(漢字が読めない場合は、大人の方がサポートしてあげてください)
- 難しい:一般的な知識では難しいお題を含んでいます。
- 質問:プレイヤーの個人的な経験や主観を尋ねる形式です。嘘をつくこともできてしまいますが、勝敗よりもパーティーゲームとしての雰囲気を大切に楽しくプレイしましょう。
【 】内はお題の回答例です。全て『え・お段』で始まる言葉で、ひらがなカードにはない文字なので、回答で使うことはありません。
お題の補足
「◯文字」と記載されている場合は、よみがなの文字数を指します。例:冷蔵庫(れいぞうこ)は5文字です。
正解の判定について
以下をすべて満たす単語は「正解」となります。
- 頭文字のひらがなカードを誰かが持っている
- お題に合っている
以下のいずれかに該当する場合は「不正解」となります。
- 頭文字のひらがなのカードを誰も持っていない
- お題に合っていない
- その単語がゲーム中にすでに使われている
お題に合っているかの判断について
多少主観的・曖昧な表現であっても、お題の趣旨から大きく外れていなければ正解とします。 例えば、人物名でフルネームでなく、下の名前のみやあだ名だったとしても、多くの人が認識できれば正解です。
オープンバトルとクローズバトルについて
このゲームには、チーム戦のオープンバトルと、個人戦のクローズバトルという2つの遊び方があります。
ルールの流れは共通ですが、オープンバトルは見えているひらがなで始まる単語を答えるのに対して、クローズバトルは見えていないひらがなで始める単語を答えなくてはいけません。
基本ルールが同じでも、まったく異なる体験が楽しめます。
ぜひ両方のルールでプレイしてみてください!
オープンバトル(チーム戦)のルール 4~8名用
オープンバトルの概要
チームで対戦します。最初にプレイする場合や、気軽に遊びたいときにおすすめです。
プレイヤーは相手チームのひらがなが見える状態で、お題に合った単語を考えます。
奇数人のためチーム人数が異なったとしても、バランスよく楽しめるようになっています。
準備
- 3種類のお題 A(簡単)、B(難しい)、C(質問)から、どれで遊ぶかを全員で相談して決めます。
- なるべく均等な人数になるように2つのチームに分かれます。
チームごとに横一列に並び、相手チームと向かい合って座ります。 - テーブルの中央に「る」のカードを置いたあと、下の表の準備枚数を参考にひらがなカードを「る」の上に重ねながら並べます。(準備枚数は「る」を含めた枚数です。)
プレイ人数 | 準備枚数 | プレイヤー手札 |
---|---|---|
4 | 3 | 6 |
5 | 2 | 5 |
6 | 3 | 4 |
7 | 6 | 3 |
8 | 3 | 3 |
カードの並べ方

このゲームで、テーブルにカードを置くときは、少しずらしてひらがなが見えるように置いてください。
これは並べられているカード枚数を数えやすくする目的があります。
また、クローズルール(後述)のときには、すでに出たひらがなを確認することが必須ですので、必ずひらがなが見えるように重ねてください。
- 残ったひらがなカードを各プレイヤーに均等に配り、各プレイヤーの手札とします。
- 全ての手札のひらがなの部分が見えるように、配られたひらがなカードを広げます。左右どちら向きに広げても構いません。
※カードの上下を逆さまにすることで、どちら向きにも広げやすくなります。

- その後、手札全体をひっくり返して、相手チームにひらがなが向くように持ちます。(自分は手前のひらがな以外見えなくなります。)
手札は、相手チームの手が届くように、なるべく前に出して持ってください。 - カードを配ったプレイヤーが、準備 3.でテーブルの中央に置いたカードの内、一番最後のカードをひっくり返して置き直します。
新しく見えたお題が最初のお題になります。
ゲームの流れ

オープンバトルのゲーム中の図
準備カードにカードを並べるのは、準備のときだけです。
ここのカードのお題を使うのは最初だけなので、邪魔な場合はどかしてもよいでしょう。
ゲーム中は、ひらがなカードは自分のチームの前に並べます。
- 最後にカードを置いたプレイヤー(ゲーム開始時は、カードを配ったプレイヤー)は、そのカードに書かれているお題を全員に聞こえるように読み上げます。
- 各プレイヤーは、相手チームの手札にあるひらがなから始まって、今回のお題に合う単語を早いもの勝ちで答えます。(手番はありません)
お題が難しすぎて一定時間誰も答えれない場合は、全員で相談し、カードを裏返す、または今回のみお題の種類を変更するなどして調整してください。 - 誰かが最初に答えたら、正解の判定を行います。
その後、次のどちらかの処理をします。- 正解の場合
単語を答えたチームのプレイヤーが、相手チームの手札から、その単語の頭文字のカードを取り、自分のチームの前に置きます。 - 不正解の場合
単語を答えたプレイヤーは、自分の手札から適当に1枚選び、相手チームの前に置きます。
もし手札がない場合は、他のチームメイトの手札から1枚取り、相手チームの前に並べます。
- 正解の場合
- カードを置くときはカードの並べ方を参考にしてください。カードは、相手チームがお題を読みやすい向きにしてください。お題が見えるタイミングを全員一緒にするために、カードを置く直前に裏返しても良いでしょう。
- もしいずれかのプレイヤーの手札がなくなったとしても、ゲームに参加し続けることができます。
- どちらかのチームの前にカードが8枚置かれたらゲームは終了します。
- まだ8枚置かれていないなら、最後に置いたカードに書かれたお題を、新しいお題として、ゲームを続けます。
ゲームの流れの最初に戻ってください。
ゲームの終了
- 先に自分たちの前にカードを8枚置いたチームは、8枚置いたことを宣言しゲームに勝利します。もし8枚置いたことに気づかずゲームを続けていた場合は、8枚置いたことを最初に宣言したチームが勝利します。
- 続けて遊ぶ場合は、お題の種類やチームメンバーを変更してもよいでしょう。一度使った単語は、次のゲームでも使用できません。
クローズバトル(個人戦)のルール 2~5名用
クローズバトルの概要
クローズバトルは個人戦です。
オープンバトルとは異なり相手の手札が見えません。
プレイヤーは、「あ・い・う段」の中でまだ使われていないひらがなが何かを考えながら、お題に合う単語を答える必要があります。
準備
- 3種類のお題 A(簡単)、B(難しい)、C(質問)から、どれで遊ぶかを相談して決めます。
- テーブルの中央に「る」のカードを置きます。
その後、下の表の準備枚数を参考に「る」の横に少しずらしながら並べて置きます。並べ方参照
プレイ人数 | 準備枚数 | プレイヤー手札 |
---|---|---|
2 | 7 | 10 |
3 | 3 | 8 |
4 | 3 | 6 |
5 | 2 | 5 |
- ここを使用済列と呼びます。
※オープンバトルの準備とは異なり、ゲーム中も使用済列に続けて並べていきます。 - 残ったひらがなカードを各プレイヤーに均等に配り、各プレイヤーの手札とします。
- 全ての手札のひらがなの部分が見えるように、配られたひらがなカードを広げます。
左右どちら向きに広げても構いません。
※オープンバトルと異なりひらがなを相手側に向けません。 - チラ見ガードを1枚ずつ配ります。
チラ見ガードの上部が、今回の参加人数と同じになるように向きを揃えます。 - チラ見ガードが、手札の一番下に来るように持ちます。
チラ見ガードのドクロの上に表示されている数字は、脱落枚数を表しています。
手札の残り枚数が、この数と同じになった時、そのプレイヤーは脱落となります。

- カードを配ったプレイヤーが、使用済列の最後に置いたカードを手に取り、ひっくり返します。
これを最初のお題としてゲームを始めます。
ゲームの流れ
- 最後にカードを置いたプレイヤー(ゲーム開始時は、カードを配ったプレイヤー)がお題を全員に聞こえるように読み上げます。
- 各プレイヤーは、まだ出ていない『あ・い・う段』のひらがなから始まって、今回のお題に合う単語を早いもの勝ちで答えます。(手番はありません)
- 誰かが最初に答えたら、正解の判定を行います。その後、次のどちらかの処理をします。
- 正解の場合
その文字のひらがなカードを持っていたプレイヤー(答えたプレイヤー自身も含む)は、そのカードを手札から取り、使用済列に加えます。 - 不正解の場合
単語を答えたプレイヤーは、自分の手札から好きなひらがなカードを1枚選び、使用済列に加えます。
- 正解の場合
- チラ見ガードに書かれた脱落枚数と、手札の枚数が等しくなったプレイヤーが現れたら、ゲームの終了に進みます。
- まだいずれのプレイヤーも脱落枚数に達していない場合は、最後に置いたカードに書かれたお題を、新しいお題として、ゲームを続けます。
ゲームの流れの最初に戻ってください。
ゲームの終了
ひらがなカードの残り枚数が、チラ見ガードで示された数と等しくなったプレイヤーが現れたらゲームは終了します。
もっとも手札が多く残っているプレイヤーがゲームに勝利します。同数の場合は勝利をわかちあいます。
連続したゲームを遊ぶ時
勝利したプレイヤー(複数いる場合は全員)に1点を与えます。
最初に2点集めたプレイヤーがゲームに勝利します。
次のゲームを始める前にお題の種類を変更してもよいでしょう。
一度使った単語は、次のゲームでも使用できません。
超上級ルール メモリーバトル
さらに難しいルールで遊びたい方に向けたルールです。
テストプレイで難しすぎると不評だったので、ルールから除外したのですが、今回は紙のルールではなくweb公開なのでスペースが無限に使えます(すばらしい!)
ということで、メモリーバトルのルールも公開します。
とはいえ、ルールはクローズバトルとほぼ同じです。
唯一の違いは
使用済列を並べずに、重ねて遊ぶこと!
(ダンジョンインメモリーのひらながver!?)
つまり、どのカードが使われたのかを記憶しておく必要があります。
使われたかどうか、使用済列を崩して確かめるのが大変だって?
大丈夫!
使用済列に置いてある=ひらがなカードを誰も持っていないということです。
誰も持っていないひらがなで始まる単語を答えた場合は不正解でしたよね。
誰も答えなくなりそうなので、勝利条件は手札が多い人が勝ちではなくて、たくさん正解した人が勝ちで良いかなと思います。
点数チップなどを用意して管理するとよいでしょう。