プレイ人数:3~4人 プレイ時間:20分 対象年齢:10歳以上
ストーリー
宇宙の彼方にある神秘的な惑星群を舞台に、宇宙飛行士とエイリアンが協力しながら、貴重な資源を獲得する冒険が始まりました。
運命を決定するのは、ダイスの形をした星の石です。星の石が示す数字とトリックテイキングで獲得したトリック数を合わせることで、星の石が持つ壮大な力が開放されます。宇宙飛行士とエイリアンの友情を謳歌し、栄光をつかむことができるのは誰でしょうか?
ゲーム概要と目的
ダブルサイドプレイは、3人から4人で遊ぶトリックテイキングカードゲームです。このゲームのカードには2つの数字が記載されており、前半と後半で使用する数字が変わります。各プレイヤーはダイスを振って出た目と獲得したトリック数を一致させることを目指します。最初にこの目標を2回達成したプレイヤーがゲームに勝利します。
内容物
- 数字カード:全48枚(4色各12枚)
カードは4色あり、それぞれ対応する惑星が描かれています。
数字は1~12まであり、1枚のカードには黒い数字(宇宙飛行士サイド)と白い数字(エイリアンサイド)が記載されています。
宇宙飛行士サイドとエイリアンサイドの数字の差は必ず「6」になっています。
- 6面ダイス(星の石):全8個(4色各2個)
- 切り札表示カード:全2枚(両面使用)※オプションルール(切り札あり)で使用します。
遊び方 ※用語は最下部に記載
ゲームの準備
プレイヤーは好きな色のダイス2個を手元に置きます。
ラウンドの準備
- 全ての数字カードをよくシャッフルます。全員に12枚ずつ配り、各プレイヤーの手札とします。
4人プレイ時は配りきりです。
3人プレイの時は12枚余ります。余ったカードはこのラウンドでは使いません。 - 各プレイヤーは手元の2つのダイスを振ります。
2つのダイスの出目が同じ数字になった場合は、異なる数字が出るまで2つのダイスを振り直してください。 - このゲームの目標は、自分のダイスのどちらかの出目と、ラウンド内の勝利数(獲得したトリック数)を同じにすることです。
ただし、ダイスの出目が「6」の場合は「6または0」として扱います。
例えば、ダイスの出目が「2」と「6」だった場合は、「2」か「6」か「0」勝を目指します。
ダイスの出目は公開です。 - ダイスの出目の合計が最も少ないプレイヤーが最初にカードを出すプレイヤー(リードプレイヤー)になります。
合計が同じだった場合はそれらのプレイヤーの中で最も小さい出目を出しているプレイヤーがリードプレイヤーとなります。
それも同じ場合は、そのプレイヤー同士でじゃんけんをし、勝ったプレイヤーがリードプレイヤーとなります。
トリックの流れ
このゲームでは、前半の6トリックは宇宙飛行士サイドの黒い数字を使用します。
前半の6トリックが終了した後、全てのプレイヤーは手札の上下をひっくり返し、後半の6トリックはエイリアンサイドの白い数字を使用します。
- リードプレイヤーは任意の数字カードを1枚、表向きに出します。
- 時計回りに次のプレイヤーがカードを1枚出します。
この時、リードプレイヤーが出した色と同じ色のカードが手札にある場合は、必ず同じ色のカードを出す必要があります(マストフォロー)。
リードプレイヤーが出したカードと同じ色のカードが手札にない場合は、自由に選んでカードを出します。
パスはできません。必ず1枚カードを出してください。
すでに出ているカードよりも大きい数字のカードを出す必要はありません。 - カードを出す時は、どのカードを出したか分かるように、色と数字を読み上げましょう。
また、リードプレイヤーと同じ色のカードが手札になく、別の色のカードを出す場合は、同じ色の手札がもうないことを伝えると分かりやすくなります。
出したカードは、他のプレイヤーのカードに重ねず、自分の前に置いてください。
- すべてのプレイヤーが1枚ずつカードを出したあと、勝利判定を行います。
- リードプレイヤーと同じ色で最も大きい数字のカードを出していたプレイヤーが勝利し、今回のトリックを獲得します。
- トリックを獲得したプレイヤーは、カードをまとめて裏返しにし、自分の近くに山として置きます。
すでにトリックを獲得していて山がある場合は、新しい山を作り、誰が何回勝利しているか分かるようにします。 - トリックを獲得したプレイヤーが次のリードプレイヤーとなり、手札がなくなるまで続けます。
出されたカードの色は、各プレイヤーが到着した惑星を表しています。
リードプレイヤーが到着した惑星が、戦いの会場となります。
プレイヤーは、可能な限り会場となる惑星に集まらなければなりません。
他の惑星に行ってしまったプレイヤーは必ず敗北します。
会場に集まったプレイヤーの中で、最も大きいカードを出したプレイヤーが勝利します。
ラウンドの終了
- 12トリックが終了し、全てのプレイヤーの手札がなくなったら、ラウンドが終了します。
- 各プレイヤーはダイスの出目と獲得トリック数を比べます。2つのダイスのどちらかの出目と獲得トリック数が一致したプレイヤーは目標達成となり、1ポイントを獲得します。 (ダイスの出目が「6」の場合は、「6または0」として扱うのを忘れないでください)
- ラウンドの準備からラウンドの終了までの流れを、誰かが2ポイント獲得するまで繰り返します。
ゲームの終了
- 最初に2ポイント獲得したプレイヤーがゲームに勝利します。同時に複数のプレイヤーが2ポイントを獲得した場合は勝利を分かち合います。
- 複数のゲームを遊び、ゲームの勝利数を競うのも楽しいでしょう。
オプションルール(切り札)
このゲームでは、オプションとして切り札ルールを追加することができます。
切り札は、他のカードよりも強力であり、切り札ルールを導入することで、ゲームにさらなる戦略性と緊張感が生まれます。
ラウンドの準備の最後に以下の処理を行ってください。
- 各プレイヤーのダイスの出目の合計を比べ、最も大きいプレイヤーが切り札の色を決めます。合計が同じだった場合は、それらのプレイヤーの中で最も大きい出目を出しているプレイヤーが切り札を決めます。それも同じ場合は、そのプレイヤー同士でじゃんけんをし、勝ったプレイヤーが切り札を決めます。
- 対応する色の切り札表示カードを、全員から見えるようにテーブルの中央に置きます。
使わなかった切り札表示カードは、このラウンドでは使用しないので箱にしまいます。
トリックの流れの5.を以下のものに置き換えます。
- 今回のトリックで切り札が出されているか確認します。
切り札が出されている場合…切り札の中でもっとも大きい数字のカードを出したプレイヤーが勝利し、今回のトリックを獲得します。
切り札が出されていない場合…リードプレイヤーと同じ色で最も大きい数字のカードを出していたプレイヤーが勝利し、今回のトリックを獲得します。
用語の説明
トリックテイキング…プレイヤーがカードを出し合い、特定の条件で勝者が決まるプレイのスタイル。このゲームでは、すべてのプレイヤーが1枚ずつカードを出し、リードプレイヤーと同じ色で最も大きい数字のカードを出したプレイヤーがトリックを獲得します。
リードプレイヤー…各トリックの最初にカードを出すプレイヤー。このゲームでは最初のリードプレイヤーはダイスの出目で決定し、以降のリードプレイヤーは前のトリックを獲得したプレイヤーとなります。
トリック…リードプレイヤーから時計回りに各プレイヤーがカードを出し、その勝利判定を行うまでの一連のプレイ。トリックに勝つことを、トリックを獲得するといい、勝った回数を獲得トリック数といいます。
マストフォロー…リードプレイヤーが出したカードの色と同じ色のカードを持っている場合、その色のカードを出さなければならないルール。同じ色のカードが手札にない場合は、任意のカードを出せます。
切り札…ゲーム中で特別な効果を持つカードのこと。このゲームではオプションルールとして採用しています。切り札の色が決まった場合、その色のカードは他のカードよりも強力になります。